
熊本県阿蘇市の絶景スポット・阿蘇山に位置する「阿蘇山上茶店」。その魅力は、ただのカフェにとどまらず、地元食材を活かしたメニューや、阿蘇五岳を一望できる絶景テラス、さらには登山客・観光客両方からの支持を集める利便性にあります。
この記事では、以下のようなポイントに注目して「阿蘇山上茶店」の魅力を徹底解説していきます:
- どんなカフェ?立地・歴史・地域との関わり
- 人気メニューとその味の秘密
- 絶景テラス席の魅力とフォトジェニックな風景
- アクセス方法と駐車場情報
- 混雑を避けるコツや営業時間の注意点
- お土産・オリジナルグッズの魅力
観光ついでにふらっと立ち寄れるだけでなく、わざわざ行きたくなる魅力が満載の阿蘇山上茶店。この記事を読めば、その魅力を存分に味わえることでしょう。
ぜひ最後までチェックして、あなたにとってのベストタイミング・ベストシートを見つけてください。
阿蘇山上茶店とは?歴史と立地を徹底解説
熊本県阿蘇市の象徴とも言える阿蘇山。その火口付近にたたずむ「阿蘇山上茶店」は、観光客だけでなく地元住民にも長年愛されてきた老舗の茶店です。標高約1100mに位置し、阿蘇五岳の壮大な景観を一望できるロケーションにあることから、近年は「絶景カフェ」としても注目を集めています。

営業年数と地元での役割
阿蘇山上茶店は昭和中期ごろから営業を続けており、約半世紀以上にわたって阿蘇山を訪れる人々に「ひと息」の場を提供してきました。元々は登山客や神社参拝者への軽食提供を目的に開業した店舗でしたが、阿蘇山の観光地化に伴い、現在では観光案内の役割も果たすようになっています。
阿蘇山のどこにあるの?具体的な場所と標高
「阿蘇山上茶店」は、草千里や阿蘇火口展望所から徒歩5〜10分程度の高台にあります。標高は約1100m。茶店の前に広がるパノラマ風景は、晴れた日には阿蘇五岳から外輪山までを見渡せる抜群の絶景ポイントです。
- 住所:〒869-2225 熊本県阿蘇市黒川808−6
- 駐車場:近隣に観光駐車場あり(徒歩圏内)
- 標高:約1100m
火口やロープウェイとの関係
以前運行されていた阿蘇山ロープウェイの山上駅跡地からも近く、茶店はその利用者の休憩場所としても人気を集めていました。現在はロープウェイが廃止されていますが、その名残として案内板や旧乗り場跡地が残っており、茶店に立ち寄る観光客のフォトスポットになっています。
地元住民とのつながり
阿蘇山上茶店では、地元の高菜農家や酪農家と提携して、食材の地産地消にも取り組んでいます。特に「たかな飯定食」や「阿蘇牛乳ソフト」は地元食材の代表格であり、地域活性化にも一役買っている重要な拠点です。
観光案内所としての役割もある?
茶店の一角には、阿蘇山火口や周辺観光地へのアクセス情報、天候・火山情報の案内チラシが整備されており、簡易的な観光案内所としても機能しています。スタッフも周辺地域に詳しく、登山道の状況や混雑状況などを丁寧に教えてくれるため、初訪問でも安心です。
人気メニューランキングとその魅力
阿蘇山上茶店の魅力の一つが、そのメニューの豊富さとユニークさ。標高1100mの自然の中で味わうグルメは、ただの食事以上の体験をもたらします。ここでは、人気のメニューをランキング形式で紹介するとともに、その魅力を徹底解説します。

阿蘇牛乳使用ソフトクリームが人気
堂々の第1位は、地元・阿蘇の酪農家がつくる新鮮な牛乳を使用した「阿蘇牛乳ソフトクリーム」。濃厚なのに後味がさっぱりとしており、老若男女問わず絶大な人気を誇ります。
- 価格:400円
- 特徴:濃厚でミルキーながら後味爽やか
- リピート率:80%以上
山上限定!火口プリンとは?
阿蘇山を模したデザインがユニークな「火口プリン」は、お土産にもイートインにも人気のメニュー。黒糖カラメルとミルクプリンのコントラストが映えるSNS映えスイーツです。
※火口を模したパッケージが好評で、限定品として観光客の話題に。
名物「たかな飯定食」の味とボリューム
地元産の高菜漬けをふんだんに使った「たかな飯定食」も見逃せません。ボリューム満点で、登山帰りやドライブの途中にぴったりのメニューです。
メニュー名 | 内容 | 価格 |
---|---|---|
たかな飯定食 | たかな飯・味噌汁・小鉢・漬物 | 850円 |
テイクアウトドリンクの種類と価格帯
ソフトドリンクから地元産の甘酒、ホットコーヒーまで、ドリンクメニューも豊富。価格帯も300〜500円と手頃で、外のテラスで景色を眺めながらの一杯は格別です。
季節限定メニューの登場時期と内容
春には「桜ソフト」、夏には「阿蘇ブルーベリージュース」、秋は「栗モンブランケーキ」、冬は「ホットジンジャー」など、四季折々の限定メニューが登場します。これらの情報は茶店の公式SNSで随時更新されています。

絶景スポットとしての魅力とテラス席の特等席感
阿蘇山上茶店の最大の魅力とも言えるのが、テラス席からの眺望です。目の前に広がるのは、まるで絵画のような阿蘇五岳と外輪山。晴れた日には遠く九重連山まで見渡せることもあり、訪れる人々に深い感動を与えてくれます。

テラス席から望む阿蘇五岳の大パノラマ
南阿蘇村から北方向を望む茶店のテラス席は、阿蘇五岳(根子岳・高岳・中岳・杵島岳・烏帽子岳)を一望できる最高のロケーション。山々の稜線は時間帯によって色を変え、朝・昼・夕でまったく違う表情を見せてくれます。
特におすすめなのは早朝。朝霧が晴れる瞬間の風景は、訪れた人にとって忘れられない光景となるでしょう。
天気の良い日の雲海ビュー
季節によっては、テラス席から雲海を見ることができます。特に秋の早朝が狙い目。標高の高い場所ならではの冷え込みと風の条件が揃えば、ふもとの街並みを覆い尽くす雲の海が眼下に広がります。
- 雲海が見やすい季節:10月〜11月
- 時間帯:日の出直後(6時30分〜7時30分)
写真映えする席の選び方
フォトジェニックな景色を撮るなら、テラスの右奥席がおすすめ。視界を遮るものがなく、阿蘇山の連なりが最も美しく撮れるスポットです。椅子やテーブルも木製で温かみがあり、料理やスイーツの写真との相性も抜群です。
昼と夕方で変わる風景の魅力
日中は青空と山のコントラストが際立つ清々しい景色。対して夕方には、西の空がオレンジに染まり、山肌に長い影を落とす幻想的な景色に変わります。タイミングが合えば、山の稜線に沈む夕陽を見ることも可能です。
ドローン撮影禁止?マナーについて
阿蘇山周辺は自然保護エリアとなっており、茶店付近でのドローン飛行は禁止されています。絶景を楽しむ際は、他の観光客の迷惑にならないようマナーを守ることも大切です。大声での会話、長時間の席占有なども控えましょう。
アクセス方法と駐車場情報まとめ
阿蘇山上茶店は観光地の中心に位置しているため、アクセスもしやすく、県外からの訪問者でも安心して立ち寄ることができます。ここでは、車・公共交通機関・徒歩ルートなど、あらゆるアクセス方法を紹介します。

車での行き方(阿蘇駅・草千里方面から)
阿蘇駅から車で約25分、草千里ヶ浜からはわずか3分ほどの距離にあります。国道111号線(阿蘇パノラマライン)を通り、阿蘇火口展望所方面へ進むルートが最も一般的です。途中には看板も設置されており、ナビにも登録されています。
公共交通機関を使う場合の注意点
最寄り駅の阿蘇駅からは、観光シーズン限定で運行されるシャトルバスやタクシーを利用するのが便利です。ただし、バスの本数が少ないため、時刻表を事前に確認するのが必須。シーズン外はレンタカー利用が推奨されます。
駐車場の台数と混雑時の迂回ルート
茶店専用の駐車場はありませんが、徒歩5分ほどの場所にある「阿蘇火口西口駐車場」や「草千里駐車場」が利用可能です。週末や連休時は混雑が予想されるため、早めの到着をおすすめします。
駐車場名 | 台数 | 料金 | 距離 |
---|---|---|---|
火口西口駐車場 | 約100台 | 普通車500円 | 徒歩約5分 |
草千里駐車場 | 約150台 | 普通車500円 | 徒歩約7分 |
徒歩での登山者ルートは使える?
体力に自信がある方は、草千里からの登山道(旧ロープウェイ道)を使って徒歩で訪れることも可能です。登山道は片道約30分程度。傾斜もそれほど急ではないため、ハイキング感覚で楽しめます。ただし、雨天時や霧の日は滑りやすくなるため注意が必要です。
雪道・凍結時の注意ポイント
冬季は道路の凍結や積雪に注意が必要です。特に12月〜2月はチェーン規制や通行止めが発生することもあるため、事前に阿蘇市の交通情報や気象情報を確認しましょう。

営業時間・定休日・混雑を避ける裏ワザ
せっかく阿蘇山上茶店を訪れるなら、ゆっくりと景色を楽しみながら美味しい料理やスイーツを堪能したいものです。そのためには「混雑を避ける」ことが大切。ここでは、営業時間や定休日に加え、ピークを避けて快適に過ごす裏ワザをご紹介します。

基本の営業時間と最終オーダー時間
阿蘇山上茶店の基本営業時間は以下の通りです:
- 営業時間:午前9:00〜午後16:30
- ラストオーダー:16:00
時期や天候によって変更があるため、訪問前にSNSや公式情報で最新の営業時間を確認するのが安心です。
定休日や冬季休業の有無
基本的に無休で営業していますが、大雪や火山活動の影響で臨時休業となる場合があります。特に冬季(12月〜2月)は火口周辺道路の閉鎖や凍結が発生しやすいため、事前確認が必要です。
混雑ピークは何時?避けるコツ
混雑のピークタイムは、午前10:30〜13:00のランチ時間帯と、14:00〜15:30のおやつタイム。特に週末や連休は団体客が集中するため、テラス席の確保も難しくなります。
混雑回避のコツ:
- 開店直後(9:00〜10:00)に入店
- 平日(月〜金)を狙う
- 雨の日は比較的空いている
団体客の利用状況と予約可否
阿蘇山上茶店は観光バスで訪れる団体客も多く、タイミングによっては店内が満席になることも。個人利用の場合は予約は不可ですが、混雑状況を避けるには開店直後か夕方近くが狙い目です。
朝一・夕方の狙い目時間とは?
絶景と静かな時間を楽しむなら「朝一」か「夕方16時前」がおすすめ。朝は朝霧や雲海が見られる可能性があり、夕方は西日が差し込む幻想的な景色が楽しめます。
阿蘇山上茶店で買えるお土産とオリジナルグッズ
阿蘇山上茶店では、飲食だけでなくお土産・グッズの購入も楽しみのひとつ。観光地ならではのユニークな商品が揃っており、旅の思い出やプレゼントにも最適です。

人気のお土産ベスト3(お菓子・雑貨・飲料)
- 火口プリン(瓶入り):冷蔵タイプのお土産で、専用保冷パックあり。自宅で食べても絶品。
- 阿蘇牛乳キャラメル:お子様にも人気。個包装で配りやすい。
- 阿蘇火山石ストラップ:実際の火山石を加工した限定アイテム。
茶店限定の火山グッズとは?
茶店でしか手に入らない火山グッズも注目。阿蘇山の地形をデフォルメしたマグカップや火口イラスト入りのハンカチなど、遊び心とデザイン性を兼ね備えた商品が多数揃っています。
通販はできる?お取り寄せ事情
現在、阿蘇山上茶店のグッズは公式オンライン通販には対応していません。ただし、電話注文による地方発送には一部対応しているとのこと。数量限定商品のため、訪問時の購入が確実です。
地元クリエイターとのコラボ商品
阿蘇のアーティストやクリエイターとコラボした限定グッズも展開中。ハンドメイドの小物や手ぬぐいなど、一点ものの魅力が詰まった商品が並んでいます。
エコバッグやマグカップの価格と種類
商品名 | 種類 | 価格 |
---|---|---|
エコバッグ | 火口柄・牛柄・ロゴ入り(全3種) | 1,200円 |
マグカップ | 火山地形プリント・限定カラー | 1,800円 |

まとめ
阿蘇山上茶店は、阿蘇観光の“癒しのオアシス”的存在。標高約1100mに位置し、まさに大自然のど真ん中。そこに広がるテラス席からの大パノラマは、何度訪れても感動する絶景です。
人気の「阿蘇牛乳ソフト」や「たかな飯定食」など、地産地消メニューも充実していて、お腹も心も大満足。また、お土産としての火口プリンやマグカップなども旅行の思い出として喜ばれています。
アクセスも良好で、阿蘇駅からの車移動やロープウェイ跡地経由でも訪れやすく、ファミリー層・カップル・登山者と幅広い客層に親しまれています。
阿蘇の自然と文化を体感できる唯一無二のスポット「阿蘇山上茶店」。観光の計画を立てる際には、ぜひ立ち寄りスポットに加えてみてください!
この記事を通して、少しでも魅力が伝われば幸いです。