「働きやすさ」について改めて考えてみる

相談者

8歳と6歳の息子がいます。職場への不満にそろそろ限界を感じています。子育てをしながら働くことを理解してもらえたらいいんですけど・・・。転職も考えていますが、どこへ行っても結局は同じな気もして、なかなか踏ん切りがつきません!

ゆっきー先生

今月は私、すっごく当たり前のことを言います! ズバリ「ママにとって働きやすい職場」について! 当たり前のことだからこそ、就職・転職を考える上では絶対にブレてはいけない軸になりますよ。

誰だって、お仕事を探すときは「働きやすい職場」を選びたいですよね。でも、「働きやすさ」っていったい何を指すの? 具体的な条件を挙げることはできますか? 一般的に言われる働きやすさではなく、「自分にとっての働きやすさ」を探してみましょう。
以下の項目は、「仕事を続けられない」「仕事を辞めたい」と感じる理由としてよく挙げられるものです。裏を返せば、それだけ働きやすさに直結する条件とも言えるでしょう。新しく仕事を始めるとしたら、あなたが重視したい条件はどれですか?

時間・距離に関するもの

  • 時間外労働の有無、頻度
  • 繁忙期の有無、時期
  • 家や保育施設との距離
  • マイカー通勤の可否、従業員駐車場の有無

子育てしながらの勤務は、独身時代と違って自分だけの都合で働く時間を決められないことも多々あります。限られた時間の中で、子どもの送り迎え、家事までこなすママ達にとって、働く時間のコントロールは永遠の課題です。また、「子どもの進学などで環境が変わり、今までの時間で働けなくなり退職」という例もあります。長く続けられる仕事を選ぶなら、家庭全体の生活時間の変化も考慮に入れたいですね。

職場環境に関するもの

  • 女性従業員数
  • 有給休暇取得率
  • 育児休暇取得実績
  • 未経験OKかどうか
  • ノルマの有無

退職・転職を考えるときの原因の多くは、やはり職場環境にあります。特にママにとっては、育児と仕事の両立に理解のある職場かどうかは重要! 子育て世代の女性従業員がどれくらい働いているかは、一つのバロメーターになるかもしれませんね。また、勤務時間や業務内容と自身のスキル・体力を照らし合わせて、本当に続けられる仕事なのかを見極めるのも大切です。営業職ならノルマなどの条件も要チェック!

色々と例を挙げてみましたが、職場選びの際にこれらの条件をチェックすればOK! ということではありません。あくまで大切なのは自分にとっての優先順位です。全てが理想の職場を見つけるのは難しく、ときには折れることも必要かもしれませんが、そんな時でも妥協してほしくないのが「働きやすさ」に関する条件です。
「私にとって働きやすい職場の条件はコレ!」と日頃から具体的に意識して、求人誌や求人サイトを見る時も、仕事の紹介を受ける時も、自分にとっての「働きやすさ」と照らし合わせて考えてみてください。

KUMA★MAMA
http://www.kumamama.jp/