2歳の娘がいます。営業事務の仕事をしていますが、先日2人目の妊娠がわかり、体調が良くない日が続いています。人手不足なこともあって、上司に言いづらい・・・。いつ、どんな風に言ったらいいですか?
おめでとうございます! 妊娠初期こそが、体調を崩しやすい時期でもありますよね。職場の仲間や上司に助けてもらう場面も出てくる可能性があるで、妊娠の報告は円満に行いたいですよね。
妊娠・出産はおめでたいことですが、産前産後は多くの人にフォローしてもらうのも事実。だからこそ、報告のタイミングややり方には気を使いますよね。「妊娠しているんだからしょうがないでしょ!」と開き直ったり、「すみません」「ごめんなさい」を連呼するよりも、「ありがとう」の言葉を伝えるほうが快くサポートしてもらえますよ。
次の3つに注目して、「自分の職場で妊娠の報告をするなら?」考えてみましょう。
■報告のタイミング
妊娠初期につわりや出血などがあり、安静が必要な場合は早めに伝えておきましょう。初期に心配事がなければ妊娠16週ごろの安定期に入ってからでも良いとされています。
職場の形態や従業員の人数、担当していた仕事内容にもよりますが、産休や退職までの引継ぎや配置転換の可能性があります。タイミングを逃して言えないままでいると、職場も、あなた自身も困る事態になりかねないので注意を。
■報告は直属の上司へ一番に
職場への報告は必ず直属の上司から。仲良しの同僚へ報告→上司がウワサで知る、というパターンは避けたほうがいいですね。メールなどの文字ではなく、直接伝えたいものです。急な入院などで直接言えない場合も、可能であれば電話で伝えられるといいですね。直属の上司には言いにくい、特定の上司がいないなどの場合は、その職場で産休を取得したことのある同僚に尋ねてみましょう。
■スムーズな引継ぎで恩返し
定期健診、ときには体調不良などでお休みすることがあるかもしれませんね。そんなときは周りの方に仕事をお願いすることも出てきます。そんな周りからのヘルプへの一番の恩返しはスムーズな引継ぎの段取りです。分かりやすい引継ぎの資料づくりや、業務に関連するデータの整理などで、サポートしてくれる仲間へ感謝の気持ちを伝えましょう。
人材不足の業界が多いので、企業側や上司が手放しで一緒に大喜びできない側面があるのも事実。私も10年以上前、つわりで体調不良が続いていたら、退職願の用紙を渡されたことがありました。しかし、妊娠・出産・育児休業の取得を理由として解雇・雇い止め・降格などを行うことは男女雇用機会均等法の第9条に違反するものなのです。現代では「マタハラ(マタニティハラスメント)」という言葉も広まり、妊娠している方への配慮が必要であることは以前に比べると周知されつつありますね。
あくまで最優先すべきは、赤ちゃんとあなた自身が健康でいられることです。体と相談しながら、無理のない範囲でお仕事ができる環境づくりをめざしましょう!